完全クラウド環境!TrueNASでTime Machineを構築①

新しいMacを購入しました。

問題はバックアップを如何するかというところです。
昔はオンプレミス環境もあったため、Time MachineはLAN内で完結できていましたが、今はホテル暮らしをはじめ完全クラウド環境になったため、そうはいきません。
そこで、IDCFクラウドとさくらのVPSを使ってTrueNASを完全クラウド環境で運用してみることにしました。

全4回構成です。
初回は完成図
2回目はネットワーク構成
3回目はTrueNASのインストール
4回目はセットアップとTime Machineの設定
上記4回で完結する予定です。

完成のイメージ

完成のイメージが上図です。
現在、私が使うすべてのインターネット通信はIDCFクラウド上に構築しているVPNゲートウェイを通過してインターネットに出て行くようになっています。
IDCFクラウド上のVPNサーバにはCisco841mを使ってL2TPv3で接続しています。
なお、L2TPでのリモートアクセスも可能です。
そこにさくらのVPSに構築しているSoftEtherのサーバを接続し、
ローカルブリッジ上のTrueNASをLAN内に引っ張ってこようと考えています。

ユーザーの作成(IDCF側)

IDCFクラウド側では、さくらVPSからの接続を受け付けるユーザー作成をするだけです。

1、VPNのLAN側を選択して「仮想HUBの管理」をクリック
2、「ユーザーの管理」をクリック
3、「新規作成」をクリック

「ユーザー名」と「パスワード認証」の項目を設定してOK

スイッチの作成(さくら側)

さくらのVPS側では、VPSでスイッチを作成し、それらをサーバと接続する設定が必要です。

ハイブリッド接続をしない限り、スイッチはリージョンを跨げないため、同じリージョンでVPNサーバとNASサーバを立ち上げる必要があります。

1、さくらのVPSのコントロールパネルにログインし、スイッチをクリックします。

2、「スイッチ作成」をクリックし、名前と必要に応じて説明を入力し、「スイッチを作成する」をクリック

3、下図のようにスイッチ一覧に出てきたら完了です。

後半へ続く

後半では、サーバにスイッチを追加し、VPNサーバ間の接続を行います。